全身治療です!
鍼は気を整え、灸は血を動かすことで気血の調整します。臓腑の生理機能は、主に十四の経絡(気の道)のバランス(陰陽、虚実)で神秘的な生命の恒常性を保ちます。
4000年以上の臨床実績によって確立された鍼灸医学。鍼灸医学は経絡(気の流れる道)、経穴学を基礎として発展してきました。主に14の経絡、およそ361の経穴はそれぞれ臓(肝、心、脾、肺、腎、心包)と腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦)の生理機能を主っています。これらの気がバランス良く保たれていることがからだのホメオスタシス(恒常性の維持)にかかせません。東洋医学では、これらの経絡、経穴へ鍼灸でのアプローチによって気の変動を調整し治療ていきます。気の変動は望診、聞診、問診、切診で診ていくのです。鍼も灸も決して苦痛を伴うものではありません。健康を保つひとつの妙法です。ちょっと難しくなりましたが、ぜひチャレンジしてみてください。
脈診、腹診などで臓腑を主る気の変動を診て、体を巡る気のバランスを整えます。臓(肝、心、脾、肺、腎、心包)と腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦)の気がバランス良く保たれていることは、臓腑が互いに助け合いその働きを高めます。これは、西洋医学で言う、からだのホメオスタシス(恒常性の維持)にかかせません。東洋医学では、これらの経絡、経穴へ鍼灸でのアプローチによって気の変動を調整し治療ていきます。経絡治療とは、からだを元から治療する根本治療です。
四診法
からだには大きく見て十四の経絡(気の道)が流れています。十四の経絡にはそれぞれ固有の病証を持っています。東洋医学では如何なる病気も十四経絡以外には存在しないのです。そこでどこの経絡に変動があるかを診て証を決定します。
証の決定とは治療方針を決める大切なプロセスです。
このような方法で東洋医学の数千年の積み重ねてきたデータ、つまり経験医学をもとに経穴が生まれ、経穴の流れは経絡(およそ十四の気の道)となりました。刺鍼あるいは施灸は変動した気を整え臓腑の病証を改善します。